日本の書家一覧





日本の書家一覧日本の書家一覧
飛鳥時代から江戸時代までの書名のある人物(能書)を時代別に分類した一覧である。

飛鳥時代
聖徳太子 (574年 - 622年)
長屋王 (684年 - 729年)
橘諸兄 (684年 - 757年)
 「日本の書道史 各時代」共通参照

奈良時代
吉備真備 695年 - 775年
聖武天皇 701年 - 756年
光明皇后 701年 - 760年
藤原仲麻呂 706年 - 764年
孝謙天皇 718 - 770年
弓削道鏡 700年? - 772年




平安時代
平安時代   初期
最澄(伝教大師) 767年 - 822年
空海(弘法大師) 774年 - 835年
紀椿守 776年 - 853年
橘逸勢 782年? - 842年
淳和天皇 786年 - 840年
嵯峨天皇 786年 - 842年
円仁(慈覚大師) 794年 - 864年
小野篁 802年 - 852年
高枝王 802年 - 858年
藤原関雄 805年 - 853年
小野恒枝 808年 - 860年
円珍(智証大師) 814年 - 891年
恒貞親王 825年 - 884年
菅原道真 845年 - 903年
紀長谷雄 845年 - 912年
小野美材 生年不詳 - 902年
藤原敏行 生年不詳 - 907年
紀夏井 生没年不詳
藤原有年 生没年不詳
時原春風 生没年不詳


平安時代   中期
醍醐天皇 885年 - 930年
宇多天皇 867年 - 931年
大江朝綱 886年 - 958年
小野道風 894年 - 966年
村上天皇 926年 - 967年
紀貫之 866年、872年頃? - 945年?
兼明親王 914年 - 987年
藤原佐理 944年 - 998年
藤原道長 966年 - 1027年
藤原行成 972年 - 1027年
藤原公任 966年 - 1041年
藤原定頼 994年 - 1045年
藤原行経 1012年 - 1050年
藤原頼通 992年 - 1074年
源兼行 生年不詳 - 1075年?
源師房 1008年 - 1077年
藤原伊房 1030年 - 1096年
大江匡房 1041年 - 1111年
源俊房 1035年 - 1121年


平安時代   後期
藤原師通 1062年 - 1099年
藤原定実 1077年? - 1120年?
源俊頼 1055年 - 1129年
藤原道子 1042年 - 1132年
藤原基俊 1060年 - 1142年
藤原定信 1088年 - 1156年
藤原朝隆 1097年 - 1159年
藤原忠通 1097年 - 1164年
藤原教長 1109年 - 1180年
西行 1118年 - 1190年
藤原忠親 1131年 - 1195年
寂蓮 1139年? - 1202年
藤原俊成 1114年 - 1204年
藤原伊行 1149年? - 1175年
藤原伊経 生年不詳 - 1227年?



鎌倉時代 
寂蓮 1139年? - 1202年
九条良経 1169年 - 1206年
九条兼実 1149年 - 1207年
栄西 1141年 - 1215年
飛鳥井雅経 1170年 - 1221年
俊仍 1166年 - 1227年
明恵 1173年 - 1232年
藤原家隆 1158年 - 1237年
後鳥羽天皇 1180年 - 1239年
藤原定家 1162年 - 1241年
道元 1200年 - 1253年
世尊寺行能 1179年 - 1255年?
親鸞 1173年 - 1262年
後嵯峨天皇 1220年 - 1272年
宗尊親王 1242年 - 1274年
藤原為家 1198年 - 1275年
世尊寺経朝 1215年 - 1276年
蘭渓道隆 1213年 - 1278年
日蓮 1222年 - 1282年
無学祖元 1226年 - 1286年
後深草天皇 1243年 - 1304年
一山一寧 1247年 - 1317年
世尊寺経尹 1247年 - 没年不詳
伏見天皇 1265年 - 1317年
後宇多天皇 1267年 - 1324年
宗峰妙超(大澄国師) 1282年 - 1337年
世尊寺行房 生年不詳 - 1337年
花園天皇 1297年 - 1348年
世尊寺行尹 1286年 - 1350年




室町・安土桃山平安時代
後醍醐天皇 1288年 - 1339年
雪村友梅 1290年 - 1347年
吉田兼好 1283年 - 1350年
夢窓疎石 1275年 - 1351年
足利直義 1306年 - 1352年
尊円法親王 1298年 - 1356年
足利尊氏 1305年 - 1358年
寂室元光 1290年 - 1367年
世尊寺行忠 1312年 - 1381年
石室善玖 1294年 - 1389年
絶海中津 1336年 - 1405年
世尊寺行俊 生年不詳 - 1407年
後小松天皇 1377年 - 1433年
満済准后 1378年 - 1435年
世尊寺行豊 生年不詳 - 1453年
世尊寺行高 1412年 - 1478年
一休宗純 1394年 - 1481年
一条兼良 1402年 - 1481年
飛鳥井雅親 1417年 - 1490年
飯尾宗祗 1421年 - 1502年
飛鳥井雅康 1436年 - 1509年
了庵桂悟 1425年 - 1514年
世尊寺行季 1476年 - 1532年
持明院基春 1453年 - 1535年
三条西実隆 1455年 - 1537年
冷泉為和 1486年 - 1549年
尊鎮法親王 1504年 - 1550年
後奈良天皇 1496年 - 1557年
織田信長 1534年 - 1582年
千利休 1522年 - 1591年
正親町天皇 1517年 - 1593年
尊朝法親王 1552年 - 1597年
豊臣秀吉 1536年 - 1598年
細川ガラシャ 1563年 - 1600年




江戸時代
唐様
即非如一 1616年 - 1671年
石川丈山 1583年 - 1672年
隠元隆g 1592年 - 1673年
木庵性稻 1611年 - 1684年
池 大雅 1723年 - 1776年
松下烏石 1698年 - 1779年
沢田東江 1732年 - 1796年
亀田鵬斎 1752年 - 1826年
良 寛 1757年 - 1831年
巻 菱湖 1777年 - 1843年
生方鼎斎 1799年 - 1856年
市河米庵 1779年 - 1858年
岩佐一亭 1779年 - 1858年
大竹蒋塘 1801年 - 1858年
吉田松陰 1830年 - 1859年
小島成斎 1796年 - 1862年
貫名菘翁 1778年 - 1863年
中沢雪城 1808年 - 1866年
山岡鉄舟 1836年 - 1888年
副島種臣 1828年 - 1905年



江戸時代
和様
近衛信尹 1565年 - 1614年
本阿弥光悦 1558年 - 1637年
松花堂昭乗 1584年 - 1639年
松尾芭蕉 1644年 - 1694年
本居宣長 1730年 - 1801年
加藤千蔭 1735年 - 1808年
小林一茶 1763年 - 1827年





詳細は「日本の漢字書家一覧」および「日本のかな書家一覧」を参照


























『風信帖』 空海筆


■平安初期 三筆時代
奈良時代は聖武天皇が中心であったように、平安京の遷都(794年)した平安時代初期は、書道の3筆でもある嵯峨天皇が中心。
文化は平穏な政治情勢が必須であるが、この時代には、日本の書道である「和様」の源流となる空海、橘逸勢、嵯峨天皇、最澄などの名筆が生まれる。
遣唐使で最澄、空海、橘逸勢らが入唐したが、唐の文化は既に衰頽期。
晋唐の書風(王羲之ら)は日本の宮廷社会で愛好され、ことに嵯峨天皇は唐風を好んだようだ。

■平安中期 三跡時代
宇多天皇が遣唐使を停めて以来、日本の書道は日本趣味を増すことになる。
日本の歴史では、外国の影響を受けなくなると文化が衰退するのではなく、
本家を凌ぐほどに独自発展するという特色があるが、まさに、その例である。
三筆同様、ほぼ同時期に、小野道風、藤原佐理、藤原行成、いわゆる三跡が登場し、日本の書風「和様」が確立する。
つまり、草仮名をさらに崩し簡略化して記した「仮名」の発生である。
まだ貴族階級の情報技術であるが、男女の交際は専ら和歌のやりとりなど、和歌の内容と書の書きぶりもその人物の評価を決めるひとつとなった。
わかりやすく言うと、出会い系サイトのメル友の状態をイメージすると良い。
テキストだけで異性とやりとりするとなると、それなりの工夫が生まれるのである。
学校で学ぶ崇高な書のように思えるが、男女の出会いのために急激に発展したのが仮名書(万葉仮名)である。
今のインターネットのように、男女の出会いで情報技術は急速な発展をすることは変わらない。
しかし、この頃は個人情報保護などの考えが無いため公開されているが、現在の歴史観からしたら勘弁してほしいものである。
また、もし、日本に仮名の発明がなかったら歴史はずいぶんと変わっていたと思われる。
仮名の発生により、漢字を使わないでも文字が書けることになった。
これは、日本語が庶民にも学びやすい情報技術となったのである。
事実、漢字しかなかった現在の中国、朝鮮は、庶民の識字率が低いまま20世紀を迎えるのである。
日本が欧米のアジア侵略に対抗できた理由は、文字という情報技術の普及→教育の普及が大きく寄与しているのである。
そして、中華が漢字を簡略化し、一方で、朝鮮は漢字を捨てるという選択をするのは、この頃から約1000年後の判断である。

■平安後期 世尊寺流の登場
藤原行成を祖とした世尊寺流が発生する。
書道の流派は聞いたことがないかもしれないが、当然存在する。
「世尊寺流」は江戸時代に寺子屋で日本全国で学ばれる日本最大、最後の和様となる「御家流」の源流である。
ちなみに、世尊寺家は8代行能から世尊寺の家名を名乗り、17代行季で終焉となる。

日本最初の書論「夜鶴庭訓抄」(やかくていきんしょう)1168年 - 1177年頃 藤原伊行





































日本のかな書家一覧(にほんのかなしょかいちらん)は、日本のかな書道界の発展に貢献した書家を、明治時代から現代まで、その書に関連する人脈により階層的に表現した一覧である。現存する書家は掲載しない。

日本のかな書道界の主な人脈[編集]
東久世竹亭(1833年 - 1912年)
小杉榲邨(1834年 - 1910年)
高崎正風(1836年 - 1912年) 大口周魚(1864年 - 1920年) 尾上柴舟(1876年 - 1957年) 仲田光成(1899年 - 2003年)
大石隆子(1901年 - 2001年)
狩田巻山(1904年 - 1993年)
杉岡華邨(1913年 - 2012年)
高木東扇(1918年 - 1999年)



三条梨堂(1837年 - 1891年)
多田親愛(1840年 - 1905年) 田中親美(1875年 - 1975年) 中野越南(1883年 - 1980年)
鈴木梅溪(1887年 - 1973年)
植村和堂(1906年 - 2002年)
江川吟舟(1911年 - 1993年)


阪正臣 (1855年 - 1931年) 比田井小琴(1885年 - 1948年) 堀桂琴(1907年 - 2002年)
比田井小葩(1914年 - 1972年)

江川吟舟(1911年 - 1993年)

小野鵞堂(1862年 - 1922年) 中村春堂(1868年 - 1960年) 相沢春洋(1896年 - 1963年)
香川春蘭(1896年 - 1985年)
飯島春敬(1906年 - 1996年)

神郡晩秋(1888年 - 1955年) 神郡愛竹(1934年 - 2013年)

高塚竹堂(1889年 - 1968年) 田辺古邨(1903年 - 1980年)


大野百錬(1864年 - 1941年) 日比野五鳳(1901年 - 1985年) 杉岡華邨(1913年 - 2012年)
高木東扇(1918年 - 1999年)


岡山高蔭(1866年 - 1945年) 熊谷恒子(1893年 - 1986年)
森田竹華(1908年 - 1977年)

吉澤義則(1876年 - 1954年)
川谷尚亭(1886年 - 1933年) 田中塊堂(1896年 - 1976年)

安東聖空(1893年 - 1983年) 小沢神魚(1898年 - 1994年)
桑田笹舟(1900年 - 1989年) 宮本竹逕(1912年 - 2002年)
深山龍洞(1903年 - 1980年)


日本と中国の書家

















日本のかな書家一覧
日本のかな書家一覧

日本のかな書道界の発展に貢献した書家を、明治時代から現代まで、その書に関連する人脈により階層的に表現した一覧である。現存する書家は掲載しない。

日本のかな書道界

東久世竹亭 1833年 - 1912年
小杉榲邨 1834年 - 1910年
高崎正風 1836年 - 1912年
大口周魚 1864年 - 1920年
尾上柴舟 1876年 - 1957年
仲田光成 1899年 - 2003年
大石隆子 1901年 - 2001年
狩田巻山 1904年 - 1993年
杉岡華邨 1913年 - 2012年
高木東扇 1918年 - 1999年






三条梨堂 (1837年 - 1891年)
多田親愛 1840年 - 1905年
田中親美 1875年 - 1975年
中野越南 1883年 - 1980年
鈴木梅溪 1887年 - 1973年
植村和堂 1906年 - 2002年
江川吟舟 1911年 - 1993年




阪正臣 1855年 - 1931年
比田井小琴 1885年 - 1948年
堀桂琴 1907年 - 2002年
比田井小葩 1914年 - 1972年
江川吟舟 1911年 - 1993年







小野鵞堂(1862年 - 1922年)
中村春堂(1868年 - 1960年)
相沢春洋(1896年 - 1963年)
香川春蘭(1896年 - 1985年)
飯島春敬(1906年 - 1996年)

神郡晩秋(1888年 - 1955年)
神郡愛竹(1934年 - 2013年)



高塚竹堂(1889年 - 1968年)
田辺古邨(1903年 - 1980年)



大野百錬(1864年 - 1941年) 日比野五鳳(1901年 - 1985年) 杉岡華邨(1913年 - 2012年)
高木東扇(1918年 - 1999年)



岡山高蔭(1866年 - 1945年) 熊谷恒子(1893年 - 1986年)
森田竹華(1908年 - 1977年)

吉澤義則(1876年 - 1954年)
川谷尚亭(1886年 - 1933年)
田中塊堂(1896年 - 1976年)

安東聖空(1893年 - 1983年)
小沢神魚(1898年 - 1994年)
桑田笹舟(1900年 - 1989年) 宮本竹逕(1912年 - 2002年)
深山龍洞(1903年 - 1980年)