入学・進学・就職のお祝い












●新年のお祝いに

1.鳳鳴朝陽(ほうおうちょうよう)
2.光風動春(こうふうはるをうごかす)
3.気新光照(きあらたにひかりあきらかなり)
4.和風清穆(わふうせいぼく)
5.春風致和(しゅんぷうわをいたす)
6.草木萌動(そうもくぼうどうす)
7.天地和同(てんちわどうす)
8.長楽無極(ながきたのしみきわまりなし)
9.長楽万年(ながくたのしむことばんねん)
10万物光輝(ぽんぶつこうき)
11人和年豊(ひとわしとしゆたかなり)
12鳳風亀竜(ほうおうきりょう)
13麟鳳亀竜(りんぽうきりゆう)
14和気致祥(わきしょうをいたす)

●出産祝いに
充問之慶(じゅうりょのけい)
掌上明珠へしょうじょうのめいしゆ)
掌中之珠(しょうちゅうのたま)
弄瓦之喜八ろうがのよろこび)
弄嘩之喜(ろうしょうのよろこび)

●入学・進学祝いに

一陽来復(いちようらいふく)
敬業楽雫(ぎょうをけいしぐんをたのしむ)
為君子儒(くんしのじゅとなれ)
切磋琢磨(せっきたくま)

●卒業・成人祝いに
四方之志(しほうのこころざし)
青雲之志(せいうんのこころざし)
棄爾幼志(なんじのようしをすてよ)

●入社・就職祝いに
勤謹和緩(きんきんわかん)
前程万里(ぜんていぽんり)
前途洋洋(ぜんとようよう)

●結婚祝いに
貴之契(えんおうのちぎり)
煮沸天成(かぐうてんせい)
如鼓琴志(きんしっをこするがごとし)

●新築祝いに
燕雀相賀(えんじゃくあいがす)
瑞気集門(ずいきしゆうもん)
得其所哉(そのところをえたるかな)
万福牧同(ぽんぷくのあつまるところ)

●開店・開業祝いに
千客万来(せ人きゃくぼんらい)
図南鵬翼八となんのほうよく)
白手起家(はくしゆもていえをおこす)

●創立・創業祝いに
比肩継踵(かたをならべくびすをつぐ)
桃李満門八とうりもんにみつ)
福禄長久(ふくろくちょうさゆう)

●受賞・栄転祝いに
乗風破浪(かぜにのりなみをやぶる)
金声玉振(きんせいぎょくしん)
人中之竜(じんちゅうのりゆう)
飛竜乗雲(ひりょうくもにのる)
蘭秀芝栄(らんしゅうしえい)
竜行虎歩(りゆうこうこほ)

●長寿のお祝いに
鶴寿千歳八かくじゆせんざい)
寿山福海(じゅざんふくかい)
松柏之寿(しょうはくのじゅ)
千秋万歳(せんしゆうぽんざい)
南山之寿(なんざんのじゅ)
万古千秋(ぽんこせんしゆう)
万寿無産(ぽんじゆかぎりなし)





■抒情的な言葉
  ・自然を観賞する言葉

〇四季・春
雨香雲淡(あめかんばしくくもあわし)
鷺噂燕語(うぐいすなきつばめかたる)
桃花流水(とうかりゆうすい)
鳥歌花舞へとりはうたいはなはまう)
水遠山長へみずとおくやまながし)

〇四季・夏
九夏三伏(きゆうかさんぷく)
長養万物(ぽんぶっをちょうようす)

〇四季・秋
秋高馬肥(あきたかくしてうまこゆ)
乾坤純和(けんこんじゆんわ)
天高気晴へてんはたかくさはきよし)
山速夫高へやまとおくてんたかし)

〇四季・冬
三寒四温へきんかんしおん)
露往霜来(つゆはゆきしもはきたる)

〇景観
山紫水明(さんしすいめい)
清風明月(せいふうめいげっ)
清風朗月(せいふうろうげっ)
白砂青松八はくさせいしょう)

〇天体・気象
従容無為へしょうようむい)
地道無成(ちどうなすなし)
天時雨沢(てんじうたく)
万物一斉へぽんぶつはいっせいなり)
変化無常(へんかしてつねなし)

〇天地万象
雲竜風虎(うんりゆうふうこ)
光陰如箭(こういんやのごとし)
五風十雨(ごふうじゆうう)
日月麗天(じっげつてんにつく)
消息盈虚(しょうそくえいきょす)
森羅万象(しんらぽんしょう)
時有終始(ときにしゆうしあり) 
時不久留(ときはひさしくはとどまらず)


■風流・風雅・閑適の言葉

●飲酒
一勝一詠(いっしょういちえい)
琴棋詩酒へきんきししゆ)
酒百薬長(さけはひゃくやくのちょう)
清聖濁賢(せいせいだくけん)
陶然白楽(とうぜんとしてみずからたのしむ)

●遊覧
賞花釣魚(はなをめでうおをつる)
風流韻事(ふうりゆういんじ)

●閑適
寂漠無為(せきぱくむい)
楽天知命(てんをたのしみめいをしる)
楽道閑居(みちをたのしみかんきょす)

●音楽・詩文
易直子諒(いちょくしりょう)
英華発外(えいかそとにあらわる)
楽以導和(がくはもってわをみちびく)
楽者敦和(がくはわをあつくす)
清麗千眠(せいれいせんみん)
彫心鐘骨(ちょうしんるこつ)
移風易俗(ふうをうつしぞくをかう)

●書画
一蛙炉香(いっしゆのろこう)
会古通今(いにしえをかいしいまにつうず)
意先筆後(いはさきにしふではのちにす)
得意忘言(いをえてげんをわする)
気韻生動(きいんせいどう)
存精寓賞(せいをそんLLょうをぐうす)

松尾芭蕉も良寛も心酔していて、王維詩集を常時携帯し、参考にして詩を詠った。
山水詩人 中国・唐・王維
田園楽七首其六・もう川集二十首より






















































































































































































































7)王維モウ川集山水画の様な詩



松尾芭蕉も良寛も心酔していて、王維詩集を常時携帯し、参考にして詩を詠った。
山水詩人 中国・唐・王維
田園楽七首其六・もう川集二十首より


田園楽 七首
田園楽七首其一 出入千門万戸、経過北里南隣。
燮喋鳴珂有底、啌洞散髪何人。
千門万戸に出入し、北里南隣を経過する。
鈴凛として珂【か】を鳴らす 底【なに】か有る、啌洞に髪を散ずるは 何人ぞ。
田園楽七首其二 再見封侯万戸、立談賜璧一双。
渠勝嵎耕南畝、如何高臥東窓。
再見して万戸の侯に封ぜられ、立談して璧一双を賜う。
渠【なん】ぞ勝らん南畝に嵎耕するに、如何ぞ 東窓に高臥すると。
田園楽七首其三 採菱渡頭風急、策杖村西日斜。
杏樹壇辺漁夫、桃花源裏人家。
菱を採れば 渡頭に風急に、杖を策けば 村西に日斜めなり。
杏樹壇辺の漁夫、桃花源裏の人家。
田園楽七首其四 萋萋芳草春緑、落落長松夏寒。
牛羊自帰村巷、童稚不識衣冠。
萋萋たる芳草春は緑に、落落たる長松 夏は寒し。
牛羊自ら村巷に帰り、童稚は衣冠を識らず。
田園楽七首其五 山下弧煙遠村、天辺独樹高原。
一瓢顔回陋巷、五柳先生対門。
山下は弧煙 遠村、天辺は独樹 高原。
一瓢の顔回は陋巷に、五柳先生は門に対す。
田園楽七首其六 桃紅復含宿雨、柳緑更帯春煙。
花落家童未掃、鶯啼山客猶眠。
桃は紅にして、復た宿雨を含み、柳は緑にして、更に春煙を帯ぶ。
花落ちて 家僮 未だ掃らわず、鶯啼いて 山客 猶(な)お 眠る。
田園楽七首其七 酌酒会臨泉水、抱琴好倚長松。
南園露葵朝折、東舎黄梁夜舂。
酒を酌んで会々【たまたま】泉水に臨み、琴を抱いて好し長松に倚る。
南園の露葵は朝に折り、東舎の黄梁は夜に舂【つ】く。
  
田園楽七首其六 桃紅復含宿雨、柳緑更帯春煙。
花落家童未掃、鶯啼山客猶眠。
桃は紅にして、復た宿雨を含み、柳は緑にして、更に春煙を帯ぶ。
花落ちて 家僮 未だ掃らわず、鶯啼いて 山客 猶(な)お 眠る。

楷書
行書
草書
篆書
隷書
自由



















王維 もう川集 二十首
 其一
孟城幼
新家孟城口、古木余衰柳。
来者復為誰、空悲昔人有。
新たに家す 孟城の口【ほとり】、古木は衰柳を余せり。
来者は復た誰と為す、空しく悲しむ昔人の有ゆう。
 其二
華子岡
飛鳥去不窮、連山復秋色。
上下華子岡、惆悵情何極。
飛鳥は去って窮まらず、連山復た秋色。
華子岡を上下すれば、惆悵して情何んぞ極まらん。
 其三
文杏館
文杏裁為粱、香茅結為宇。
不知棟裏雲、去作人間雨。
文杏を裁ちて粱と為し、香茅を結んで宇【いえ】と為す
知らず 棟裏の雲、去って人間の雨と作るを。
 其四
斤竹嶺
檀欒映空曲、青翠漾漣猗。
暗入商山路、樵人不可知。
檀欒【だんらん】空曲に映じ、青翠漣猗【れんい】に漾【ただよ】う。
暗に商山の路に入るを、樵人【しょうじん】も知る可からず。
 其五
鹿柴
空山不見人、但聞人語響。
返景入深林、復照青苔上。
空山 人を見ず、但だ人語の響くを聞くのみ。
返景  深林に入り、復た青苔の上を照らす。
 其六
木蘭柴
結実紅且緑、復如花更開。
山中儻留客、置此茱萸杯。
実を結びて紅且つ緑なり、復た 花の更に開くが如し。
山中に儻【も】し客を留めば、此の茱萸【しゅゆ】の杯を置かん。
 其七
茱萸拌
秋山歛余照、飛鳥逐前侶。
彩翠時分明、夕嵐無処所。
秋山は余照を歛【おさ】め、飛鳥は前侶を逐う。
彩翠時に分明にして、夕嵐【せきらん】の処(お)る所無し。
 其八
宮塊陌
仄径蔭宮槐、幽陰多緑苔。
膺門但迎掃、畏有山僧来。
仄径は宮槐の蔭にして、幽陰に緑苔多し。
膺門は但だ迎掃す、山僧の来る有るを畏る。
 其九
臨湖亭
軽舸迎上客、悠悠湖上来。
当軒対尊酒、四面芙蓉開。
軽舸もて上客を迎え、悠悠湖上に来る。
軒に当たって尊酒に対するに、四面 芙蓉(ふよう)開く。
 其十
南 陀
軽舟南陀去、北陀E難即。
隔浦望人家、遥遥不相識。
軽舟もて南陀に去く、北陀はE【びょう】として即【つ】き難し。
浦を隔てて人家を望めど、遥遥として相い識らず。
 其十一
欹 湖
吹簫凌極浦、日暮送夫君。
青山巻白雲、湖上一回首。
簫を吹いて極浦)を凌ぎ、日暮に夫【か】の君を送る。
青山に白雲巻けり、湖上 一たび首を回らせば。
 其十二
柳 浪
行分接綺樹、倒影入清猗。
不学御溝上、春風傷別離。
行【こう】分かれて綺樹接し、倒影して清猗【せいい】に入れり。
学ばず 御溝の上【ほとり】、春風に 別離を傷むことを。
 其十三
欒家瀬
颯颯秋雨中、浅浅石溜瀉。
波跳自相濺、白鷺驚復下。
颯颯たる秋雨の中、浅浅(せんせん)として石溜に瀉ぐ
波は跳って自ら相い濺【そそ】ぎ、白鷺は驚きて復た下【くだ】れり。
 其十四
金屑泉
清浅白石灘、緑蒲向堪把。
家住水東西、浣紗明月下。
清浅なり 白石の灘、緑蒲は把るに堪うるに向かえり。
家は住す 水の東西、紗を浣う 明月の下。
 其十五
白石灘
北陀湖水北、雑樹映朱欄。
逶斜南川水、明滅青林端。
北陀は湖水の北、雑樹朱欄に映ぜり。
逶斜たり 南川の水、明滅す 青林の端。
 其十六
北 陀
独坐幽篁裏、弾琴復長嘯。
深林人不知、明月来相照。
独り坐す 幽篁の裏、琴を弾じ復た長嘯す。
深林人知らず、明月来って相い照らす。
 其十七
竹里館
独坐幽篁裏、弾琴復長嘯。
深林人不知、明月来相照。
独り坐す 幽篁の裏、琴を弾じ復た長嘯す。
深林人知らず、明月来って相い照らす。
 其十八
辛夷塢
木末芙蓉花、山中発紅萼。
澗戸寂無人、紛紛開且落。
木末の芙蓉花、山中紅萼を発す。
澗戸寂として人無し、紛紛として開き且つ落つ。
 其十九
漆園
古人非傲吏、自闕経世務。
惟寄一微官、婆娑数株樹。
古人傲吏に非ず、自ら経世の務めを闕【か】けり。
惟だ一微官【いちびかん】に寄りて、婆娑たり数株の樹。
 其二十
椒園
桂尊迎帝子、杜若贈佳人。
椒漿奠瑶席、欲下雲中君。
桂尊もて帝子を迎え、杜若を佳人に贈る。
椒漿を瑶席に奠し、雲中君を下さんと欲す。


 其十三
欒家瀬
颯颯秋雨中、浅浅石溜瀉。
波跳自相濺、白鷺驚復下。
颯颯たる秋雨の中、浅浅(せんせん)として石溜に瀉ぐ
波は跳って自ら相い濺【そそ】ぎ、白鷺は驚きて復た下【くだ】れり。

楷書
行書
草書
篆書
隷書
自由


















孟浩然















新年の祝い 出産の祝い 結婚祝い        端渓の硯と熊野筆  画仙紙「大山」
新築祝い 開店・創業・ 受賞・栄転
長寿祝い 入学・進学祝い 卒業・成人
入社・就職 結婚祝い 開店・開業
抒情 情愛 自戒・励まし
生き方 飲酒・閑適 人格陶冶

抒情/情/飲酒・閑適
自戒・励まし/生き方/人格陶冶