書道半紙


o漢字向き
oかな向き
o漢字向き(ポリ入)メール便
oかな向き(ポリ入)メール便
"画仙紙(半切)
o漢字向き(素紙)
oかな向き(加工紙)
o漢字向き(パック入)メール便
oかな向き(パック入)メール便
"画仙紙(全紙)
o漢字向き(素紙)
oかな向き(加工紙)
"画仙紙(1.75尺×7.5尺)
o漢字向き(素紙)
oかな向き(加工紙)
"画仙紙(2尺×6尺)
o漢字向き(素紙)
oかな向き(加工紙)
"画仙紙(2.3尺×6尺)
o漢字向き(素紙)
"画仙紙(2.3尺×8尺)
o漢字向き(素紙)
"画仙紙(3尺×6尺)
o漢字向き(素紙)
"画仙紙(3尺×8尺)
o漢字向き(素紙)
"画仙紙(3.2尺×6尺)
o漢字向き(素紙)
"画仙紙(4尺×4尺)
o漢字向き(素紙)
"書初用紙

画仙紙
(パフォーマンス用特大紙)
"紅星牌
o四尺単宣
o四尺重単宣
o四尺夾宣
o四尺他
o六尺
o尺八屏単宣
o尺八屏夾宣
o尺八屏他
o特寸
"汪六吉
"中国画仙紙
"画仙紙(壁紙)

特殊加工紙(半切)
o染め(無地・金振)
o紋
o柄・ボカシ等
o楮紙(箱入)
o鳥の子(箱入)
o雁皮(箱入)
oその他(箱入)
o写経用紙
o楮紙(箱入を1枚売り)
o鳥の子(箱入を1枚売り)
o雁皮(箱入を1枚売り)
oその他(箱入を1枚売り)

特殊加工紙(全紙)
o染め(無地・金振)
o紋
o柄・ボカシ等
o楮紙
o鳥の子
o雁皮
o染め(無地・金振)(1枚売り)
o紋(1枚売り)
o柄・ボカシ等(1枚売り)
o楮紙(1枚売り)
o鳥の子(1枚売り)
o雁皮(1枚売り)

特殊加工紙(2尺×6尺)
o染め
o柄・ボカシ等
o楮紙
o鳥の子
o雁皮
o染め(1枚売り)
o柄・ボカシ等(1枚売り)
o楮紙(1枚売り)
o鳥の子(1枚売り)
o雁皮(1枚売り)

特殊加工紙(1.75尺×7.5尺)
o染め(無地・金振)
o紋
o柄・ボカシ等
o染め(無地・金振)(1枚売り)
o紋(1枚売り)
o柄・ボカシ等(1枚売り)

特殊加工紙(2.3尺×6尺)
o染め(無地・金振)
o紋・柄・ボカシ等
o染め(無地・金振)(1枚売り)
o紋・柄・ボカシ等(1枚売り)
"特殊加工紙(3尺×6尺)
o染め(無地・金振)
特殊加工紙(1尺×6尺)
o楮紙(箱入)
o鳥の子(箱入)
o雁皮(箱入)
oその他(箱入)

特殊加工紙(1尺×3尺)
o楮紙(箱入)
o鳥の子(箱入)
o雁皮(箱入)
oその他(箱入)

"かな料紙
o半紙判
o半懐紙
o半懐紙(清書用)
o全懐紙(練習用)
o全懐紙(清書用)

"古筆臨書用紙
o練習用
o清書用


"固形墨(呉竹)
o漢字用
oかな用
o青墨
o茶墨
o画墨
o朱墨
o写経

"固形墨(墨運堂)
o漢字用
oかな用
o青墨
o茶墨
o写経
o彩墨
o記念墨

"固形墨(その他)

"墨液(呉竹)
o漢字用
oかな用等
o朱液
o生墨
oメタリック書道液
o布書き用書道液
oパール書道液
"墨液(墨運堂)
o漢字用
oかな用等

"筆(博文堂)
o小筆
o写経
oかな細字
oかな条幅
o漢字細字
o漢字半紙
o漢字条幅
o羊毛
o鼬毛
o書初

"筆(一休園)
o小筆
o写経
oかな細字
oかな中字
oかな条幅
o漢字細字
o漢字中字
o漢字半紙
o漢字条幅
o記念筆

"筆(当店オリジナル)
o小筆
oかな
o漢字半紙
o漢字条幅
"筆(中国)
o定番現行生産筆
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"筆(その他)
o小筆
oかな
o漢字細字
o漢字半紙
o漢字条幅
o特殊筆
o羊毛

"筆ぺん
o本体
oカートリッジ
o替穂首

"色紙
o大色紙(白無地)
o大色紙
o大色紙(多当紙)
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o小色紙(多当紙)
o寸松庵色紙
o寸松庵色紙(多当紙)
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"短冊
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o広巾
o短冊箋
o多当紙

"はがき
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o羅紋硯(中国)
o宋坑硯(中国)
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o若田硯(長崎県)
o赤間石硯
o松花江緑石(吉林省)
o澄泥硯(山西省)
oとう河緑石(甘粛省)
oとう河緑石(陝西省)
o紅絲石(山東省)
o紫金石(山東省)
o歙州石(安徽省)
o澄泥硯(江蘇省)
o玉山羅紋石(江西省)
o黎渓石(湖南省)
o興化石(福建省)
o建州石
o墨池
o一点もの

"書道用品
o折手本
o写経用紙
o水墨画用紙
o和紙
o扇面
o集印帳
o文鎮


o下敷
o筆巻
o水滴
o扇子・うちわ
oカルタ
o巻紙
o一筆箋
o便箋(料紙箋)
o封筒
o料紙箋セット

o収納用品
o表装
oゆび筆
oストラップ
oその他小物

"篆刻用品
o印材
o印泥
oその他


"額・軸類
o軸
o仮巻(半切)
o仮巻(八ツ切)
o額
o半紙・半懐紙額
o色紙額
o短冊額
o大色紙掛
o寸松庵掛
oはがき掛
o姫色紙掛
oうちわ掛
o半紙掛

"書籍
o本

o競書雑誌(バックナンバー)

"日本教育書道研究会用紙
o硬筆用紙

oペン字用紙
"訳あり処分品






(3) 筆の使用後の手入れ

固め筆は使用した後、少しぬれた布または紙で静かに墨を吸いとるとよい。これは、太筆、小筆にかかわらずおなじである。
ただ太い筆は、このような状態では墨汁を脆いとることができないので、できるだけ大きわ容器に水を入れ、固まった糊の部分をぬらさわないように軽く手でもみ洗いをする。この場合、ぬるま湯などがよい。

捌き筆は、使った後、そのまま、ぬるま湯か水で洗う。水道水を流しながら、静かに洗う。洗う場合に、大事を事は穂先よりも、筆の根本をよく洗う。ここに余分な墨がたまらないようにしてやらなければならない。筆が痛むというのは、穂先もあるが、むしろこの根元に、塁がたまり、だんご状になって固まることが多い。水でよく洗った後は、筆の毛を指で強くしぼりとる人がいるが、筆を水から持ちあげ軽くおさえて自然に墨が水気のなくなるまで待ち、その後、ぞうきんの上に45℃で穂先を寝かせ、布の持つ毛細管現象によって墨を吸いとり、その後、生乾燥になったら、日光へ穂先を下にむけて、ほすというふうにするとよい。

この場合、よく洗っていないと、墨が穂先にたまり固まるという状態になる。これは洗筆が充分でなかった状態である。また常に、使用する場合には、筆棒あるいは筆立てというようをものに、墨を含ませて立てておくという方法がとられる。ただ、この場合は、少なくとも三日、ないし一週間以内に筆を常時使うということが条件となってくる。夏場などは墨がくさり、毛質を痛めるということになるから、この場合もできるだけ、墨自体が新鮮なものでなければをらない。
墨は普通の状態で含ませ、そのまま筆棒に立てる。





(4) 墨の含ませ方

墨は、できるだけ硯の海にたっぷりと入れて使う。特殊を表現は別として、一般的には毛に充分に墨を含ませてやることが、毛の弾力を保ち、また筆に無理を与えず、うるおいの豊かを線質を表現するということになる。また、墨の濃度も表現目的はもとより、その使う筆によって、充分考慮されなければをらない。

筆はあくまでも、動物のたんばく質であり、針金のように強いものでなく、非常にデリケートをものである。そのために、乱雑に塁を含ませず、穂先を整える時には、墨を硯の上でぬき吸いとるが、その場合にも、この事を充分に検討して使っていかなければならない。



(5) 筆の保存方法

古い時代に造られた名筆を長く保管するのに、一番気をつけなければならないのは、虫の害である。筆は動物質であり、穂全体を糊で固めているので虫にねらわれる。
そこで、こうした名筆、珍筆を永く保存したい場合は、一度ホルマリンなどの薬剤で消毒した後、ナフタリン、ショウノウ、りゆうのうなどと一緒に桐箱または湿気のない所に置くのが望ましい。
防虫剤もいったん入れたからといって、そのままでをく、折を見て入れ変えをしておくことが大切である。
しかし、薬だからといって必要以上に入れることはよくをい。また、保存のもう一つは、ほこりとかびである。特に湿気の多い日本においては、このかびは最も大敵で糊がかびをはやし、筆の根本をおかすので、ほこりのをい風通しのよいところにしまいたい。

















使用者個々の使用慣れの範囲下で、或いは指導者に従った範囲で筆頭をおろし=捌き使用する。
筆先をおろした部分≒墨に浸した部分までを「筆洗」等に浸し軽く揺するなどし、筆の大きさ、使用者個々の感性などにて適切と感じられる程度に筆頭の墨を薄める。筆頭の水分(≒墨)を反古紙などにて拭き取るとともに形を整える。

筆頭を根元までおろした時は筆頭全体を水に浸ける。
前述と同様作業の後引き上げた筆頭の水分と共に墨も軽く反古等にて拭き取るとともに形を整える。
筆頭の根元部分の墨も全体に準じある程度まで薄められる。何度かこれを繰り返すことにより「筆頭に残る墨分≒炭素」は薄められ「筆頭の獣毛」に適切な保護剤となる。

筆頭を綺麗に洗いたい、根元に残る墨をも完全に洗い流そう、筆頭を綺麗に保とうと、いろいろな方法で筆頭を洗う。
洗いの度に筆頭に含んだ墨分は薄まりその大部分は洗い流せる。
が、これは前述の「筆頭を水に浸け墨分を薄めると共に整える」洗い方では決して墨が入り込まない筆頭の奥(根元)に、一回の量はごく僅かであっても毎回毎回墨を押し込んでいるのと同様の作業になる。
この繰り返しにより筆頭の根元は押し込まれた墨により徐々に膨らむ。
根元奥に押し込んでしまった墨分を綺麗に洗い流すこと。これは先ず不可能に近い作業で、押し込まれた墨の量に比例する膨らみに連れ筆先はまとまりにくくなる、の結果を迎えます。











二、筆の扱い方

(1) 華の持ち方
自然な姿勢で疲れないようにする書の基本姿勢とは、心身ともに自然を状態が理想である。書を書く時は長い時間、同じ条件をとおさなければならない。
古くから筆の持ち方にしても、腕の構え方にしても、いろいろをことが言われているが、すべてはこの自然の状態になれることが基本である。

筆の持ち方には、単鈎法と双鈎法がある。

単鈎法(人差し指を筆管の前に出す一本がけ)
人差し指と親指で筆管を持ち、後ろから中指でこれを支える。この方法は、万年筆や鉛筆を持つ時と同様指先に力が入るので、人差し指の第二関節まで筆管がピタリと密着する。また、筆管にかかる指が三本のために細やかな線が出せるが、反面小さくまとまってしまうので、なるべく大きを動きがとれるよう配慮することが大切だ。



双鈎法(人差し指、中指の二本を筆管の前に出す二本がけ)
人差し指・中指・親指で筆管を持ち、後ろから薬指でこれを支える。単鈎法よりも筆の動きはゆるやかになるので、強い線を書く時など向く。この持ち方も原則としては、筆管が革していることが望ましい。



その他の持ち方
大作を書く場合など、筆を全部握ったりす特殊を持ち方があるが、作品の大きさや、書時の姿勢、筆の大きさなどによって異なるのその時々に合わせて使い分ける。
筆は高いところを持つほど、小さを動きで大きく表れるのが特徴で、安定感が最もよくしかも、最も効果的皇口同さで持つことが大切ある。特殊を場合を除いてだいたい筆管の下ら二分の一から四分の一ぐらいのところを特のがよい。



(2) 腕の構え方
文字の大きさ、書体、表現目的などによっ大きを動きを必要とする場合と小さを動きでむ場合とがあり、腕の構え方もそれぞれ違っくる。
一般的に腕の構え方を大きく分けると、懸法、提腕法、枕腕法の三つがある。


懸腕法(腕を紙面に密着させない構え)
懸腕法は、腕を大きく動かして、手首はでるだけ動かさないという方法である。
懸は「はるかに」という意味を持つ字であことからもわかるように、腕は思いきり大き開いて、運動の中心を腕に持ってゆく。左右に大きく相対する腕構えをので、筆を持つ方の腕は、体から離して自由自在に筆が使えるようにする。そして腕が上がりすぎたり、下がりすぎないようにすることが大切である。
はじめは、よりどころがないようを感じでとてもぎこちないが、慣れると書きよい。
提脱法(利き手のひじ、または手首が紙面にふれる構え)
提腕法は、腕はあまり大きく構えず、利き手の腕の第一関節と第二関節の中間を移動にさしつかえない程度に軽く机につけて書く書き方で、手首、指先が自由に動く状態にしておくことが大切である。
反対側の手は軽く机につける。この方法は懸腕法と枕腕法とのちょうど折衷法で、安定していて自由がきくので、中字からあまり小さくない仮名文字まで広く応用することができる。
はじめはどうしても、ひじや肩に力が入りがちなので、そんな時は、腰に力を入れお腹をつき出すようを感じにして、下半身を安定させると、ひじや肩の力がぬけてくる。
そして、手首はやや折り曲げ、親指を高めにすると書きよくなる。



枕腕法(利き手の下に、もう一万の手を置き枕にする構え)
枕腕法は、利き手の手首を反対の手の甲にのせて書く方法である。
利き手の反対の手の掌を紙に当てて置き、サれを枕にして筆を持った方の手首をのせて書′書く時は、この枕にした手と筆を持った羊を、そのまま上下左右に移動させるため、筆爪安定はよいが、移動の激しいものには向かをので、仮名など小さい文字を書く時のみに口いる。
手に重心がかかりすぎたり、右に傾いたりーないように気をつけ、指がいつも自由に動くしうに心がける。
以上の他に、回腕法(大字向き)といって、睦を水平にして、ちょうど盃を抱えこむようを瓜をする構え万もあるが、今日では、あまり一肌的に用いられていない。



(3) 姿勢について

和机に正座して書く
日本の生活様式に一番適した伝統的を姿勢容ある。背筋をまっすぐにし、両一眉に力を入れすぎないようにすることが基本である。

洋机に座って書く
長時間の学書には、正座が苦手となっていヱ現代人にとって、最も多く用いられる姿勢で上る。椅子と机の高さのバランスが大切である。
立って机で書く大字のようを動きの激しいものを善くのに油している。

筆の選び方・扱い方


■筆の選び方


(1) 良筆の条件

中国の古い言葉に、「善書は、筆を選ばず」「能書は筆を選ばず」というのがある。日本では古くから「弘法筆を選ばず」という俗語となって、広く人々の間に伝わり、なにかというとこの 「弘法筆を選ばず」ということをたてに、優れた腕があれば、筆をど選ぶ必要がないと考えるむきがある。つまり、筆の良悪にかかわらず、その書き手が力量があれば、自分の思うよぅを作品が生れるというふうに、受けとられているわけである。
この言葉は一面では、真実であるが、凡人には、あてはめにくい。・
この事を逆にいえば、名筆であっても、腕がなければ、筆がいうことをさかないということである。では、良い筆というのはどういう筆であるか。これは、造る立場と使う方々の立場の二つから考えられるが、使う方の立場を考えていけば、技量や、その表現しようとする作風にょって使いわけるということが根底である。便ぅ側が見て、良い筆であっても、それを使う側が充分に、消化できなければ、それは必ずしも良い筆にはならない。
筆は、使う立場からすれば、表現・意図の上から値段の高低が必ずしも良い筆、悪筆というふうにはいかをい。
まず、造る方の立場から、良い筆というものを考えてみると、中国の古い言葉をあてはめてみるとよい。中国では、古くから良筆の条件として、尖、斉、円、健の四つの条件をあげている。
尖というのは穂先のとがり具合のことで、良い筆ほど穂先の部分に太さに対して毛の数が多い。つまり穂先に充分に墨を含み、また集中力があり、それで鋭いということがよい筆といえる。斉というのは、毛の先端がきれいにそろっていることである。穂先の毛の肉のつきが平均している。円というのは穂先、のど、腹、腰などの全体が、すべて調和している筆ということになる。そのどこにも無駄がないということをあげている。
健とは穂先、のど、腹、腰などの全体のバランスがよく、弾力があるかどうかということである。それとやはり毛筆が永く寿命にたえる造りをしていることである。つまりこのことは、使うほうの条件にもあてはまる。これを見ていくと、筆は、第一に原毛、第二に製法、第三に筆扱いということになる。
これらがそろった時に、初めて生かされるというふうに考えられる。
筆には水筆といって穂を糊で固めた筆と捌き筆といって、糊固めでない筆の二種類に分けられるが、このいずれの筆であっても、大事を事は穂の強弱、毛の柔剛、毛の長短、毛の細い太い、筆管など、全体の出来具合によって、見分けなければならない。
それと、これらは、自分が書こうとする表現の目的によっても異なるということがいえる。
筆には、それぞれ個性があり、使い方によって、その性質がさまざまに発揮され、筆の性質が決まるというふうに心得なければならない。
かりに、どんなに良い筆を選んだとしても、使い方、保存方をあやまれば、それは、寿命の短い筆となる。
筆を買う場合には、これらの条件と、自分の目的などに合わせて求めるということが大切である。
固め筆の場合は、ほとんど、毛の性質を自分で確かめるということができない。
外見から判断したり、製造メーカーの信頼度によって、見分けなければならない。
捌き筆の場合には、ある程度、毛の性質や弾力というものを、実際手にして見ることができる。
しかしこれもある程度の経験を必要とする。



(2) 筆の使用法と手入れ

固め筆

のつけ根と軸の端を軽く指ではさむようにして持ち、指で穂先を丁寧にもみほぐすのがよい。使用する時に、歯でかんで穂先をおろすという人がいるが、これはさけなければ掌りない。
また、糊をぬるま湯につけてとる。この場合、水分を多く含ませると腰もとのほうまでくずれてしまうので気をつけなければならない。穂先の糊をとるのには柔らかい紙か布でとるようにする。一気にとらずに何度にも分けて、静かにくりかえして丁寧に、糊をとって使う。


捌き筆
捌き筆といっても、製造の行程では、糊をつけているので、穂の全体を、水かぬるま湯にひたし、丁寧に洗って穂先の形を整えて使うというふうにしたい。

鳥・植物の筆
鳥の毛の筆は、毛全体が油を持っており、また、きわめて細かい羽毛で造られているので、使う前に、一度軽く水にひたし、それから墨につける。また、植物による竹筆、木筆、草筆などは、使うたびに、水か、ぬるま湯にひたして繊維の柔らぐのを待って、墨をつけて使うというふうにしたい。



大体捌き筆は、羊毛などと比較して毛の柔らかいもので造られている。固め筆は、ほとんど固い毛のもので三分の一から、半分位おろして使うようになっている。
固め筆の場合に、どの位までおろして使うのがよいのかということは、その書かれる目的によって違ってくる。
羊毛高級筆は中国の製品案内によると、筆の先を二分の一程もみほぐして塁をつけ、蓋を根本まで含ませるのは禁物とある。また、小筆は三分の一おろし、太筆は三分の二おろして使うのが良いと述べている。これは、造る側からの扱い万の条件である。
また、毛の長さというようなものを考えていく時に、その長さの影響もある。
次にあげたものは、筆のおろし万の一つの基準と考えてよい。
ただこのおろし方は、書く人の力量、書く書風、料紙の条件というようなことが重要になるので、いちがいに決めつけることはできない。

































































































 鶴雲堂 おもしろページ    石崎康代