6)友人・友情006


友人・友情に関する四字熟語



・益者三友(えきしゃさんゆう) 交際して益のある三種の友人。(正直な人、誠実な人、博学な人)

・肝胆相照(かんたんそうしょう) 友人同士が、互いに心の底まで打ち明けて親しく交わること。

・管鮑之交(かんぽうのまじわり) 利害を超えた親密な友情のこと。

・旧雨今雨(きゅううこんう)古い友人と新しい友人のこと。

・近朱必赤(きんしゅひっせき) 人は交際する友によって、善くも悪くも影響されるというたとえ。

・金石之交(きんせきのまじわり) 堅く変わることのない友情のたとえ。

・傾蓋知己(けいがいのちき) ちょっと話しただけなのに古くからの友人のように親しくなること。

・膠漆之交(こうしつのまじわり) 固い絆で結ばれた友情のこと。

・古琴之友(こきんのとも) 自分のことをよく理解してくれる友人のこと。

・晨星落落(しんせいらくらく) 晨星とは、明け方、夜空に残っていた星が一つ一つ消えていく意。転じて、仲のよかった友人が次第にいなくなること。また、年齢を重ねるに従い友人がだんだん死んでいなくなることをいう。

・水魚之交(すいぎょのまじわり) とても仲がよいこと。離れがたい友情や交際のたとえ。

・水清無魚(すいせいむぎょ) あまりに清廉潔白すぎると、かえって人に親しまれず友達ができない。類義の表現に「水清ければ魚棲まず」がある。

・青松落色(せいしょうらくしょく) 友人との付き合いが途絶えることのたとえ。

・総角之好(そうかくのよしみ) 幼い頃からの親友。(総角は小児の髪型)

・損者三友(そんしゃさんゆう) 交際して有害な三種の友人を言う。体裁ぶる人、誠意のない人、口先だけ巧みな人。

・耐久之朋(たいきゅうのとも)いつまでも変わらぬ友情で結ばれている友のこと。

・断金之交(だんきんのまじわり) 二人が心を一つにすれば金属をも断ち切ることができる意から、非常に強い友情で結ばれていること。




・知己朋友(ちきほうゆう) 自分のことをよくわかってくれる友人のこと。

・竹馬之友(ちくばのとも) 幼いころ竹馬に乗って、一緒に遊んだ友達の意で、幼友だちのこと。

・停雲落月(ていうんらくげつ) 親友を思うたとえ。

・読書尚友(どくしょしょうゆう) 書物を読むことによって、昔の賢人を友とすること。

・伯牙絶絃(はくがぜつげん) 心からの友人を失った悲しみをいう。

・莫逆之友(ばくぎゃくのとも) きわめて親しい友人のこと。

・氷炭相愛(ひょうたんそうあい) 有り得ないことのたとえ。また、相反するものが調和し性質を保持するたとえ。また、友人どうしが互いに特性を生かして助け合うたとえ。

・貧賤之交(ひんせんのまじわり) 貧しくて苦労しているころからの友。また、自分が出世してもそうした友人は大切にするべきだということ。

・刎頸之友(ふんけいのとも) たとえ首をはねられても後悔しないほど、深い友情で結ばれた友人。

・冒雨剪韮(ぼううせんきゅう)友の来訪を喜んでもてなすこと。友が来訪したとき、雨にも関わらずニラを摘み、ご馳走を作ってもてなしたという故事から。

・朋友有信(ほうゆうゆうしん) 友人の間では信頼関係が最も大切であるということ。

・暮雲春樹(ぼうんしゅんじゅ) 遠く離れている友を懐かしむ情をいう。

・用和為貴(ようわいき) 和を用て貴しと為す(わをもってとうとしとなす)。人と人が仲良くすることが最も大切である。

・雷陳膠漆(らいちんこうしつ) 膠(にかわ)や漆(うるし)が固まって堅くなる以上に、友情が深く堅いこと。

・落月屋梁(らくげつおくりょう) 友人を思う心情を言う。屋梁落月(おくりょうらくげつ)ともいう。